UNSCEAR 2020/21 報告書検証ネットワークとは
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は,核開発・原子力利用を進めようとする各国政府からの拠出金,人員によって運営され,その報告は各国政府や原子力事業者,研究者らによって「権威」として期待され,活用されています。
ところが,福島原発事故に関する UNSCEAR2020/21報告書(福島をとりあげた科学的付属書B同日本語版はこちら)を読んでいくと,いろいろなまちがいや被害の過小評価,疑問点がみつかていきます。
「UNSCEAR 2020/21 報告書検証ネットワーク」は,正確なデータや論文に基づかない同報告書を様々な角度から検証するために立ち上がった研究者・市民科学者によるネットワークです。同報告書のデータやグラフ,内容,構造的な課題等について,公開質問状を掲載し,UNSCEARに回答を求めるとともに,検証・反証結果,疑問点,それらに関する資料の公開や共有を図ります。
「UNSCEAR 2020/21 報告書
検証ネットワーク」世話人
UNSCEAR 2020/21報告書検証ネットワークは,以下の世話人が中心となり,運営しています。
加藤聡子(元短期大学教授,原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会)
黒川眞一(大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構名誉教授)
佐藤嘉幸(筑波大学,哲学)
島薗 進(NPO東京自由大学,東京大学名誉教授,宗教学)
瀬川嘉之(高木学校,市民科学研究室・低線量被曝研究会)
田口 茂(NPO放射線安全フォーラム,市民科学研究室・低線量被曝研究会)
種市靖行(医師)
温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
林 衛(富山大学科学コミュニケーション研究室)
日野川静枝(拓殖大学人文科学研究所,科学史)
藤岡 毅(大阪経済法科大学客員教授,科学史)
本行忠志(大阪大学名誉教授,大阪大学大学院医学系研究科招へい教授,放射線生物学,医師)
山田耕作(京都大学名誉教授)
(五十音順・2022年7月23日現在)